8月の初旬にここ近年のはやり病にかかって結構大変だったのですが、一人暮らしで病気になったときのことなど考えると、用意しておいたほうがいいなと思ったものがあるので、記してみます。
どた山は高齢の父と二人暮らしで、ほぼ同時に発病したので、一人暮らしではなく、それはそれで何かと面倒なことも多かったのですが、これはあった方がいい、というものを考えてみました。
備蓄は必要
この頃は、高所得者になろう、といったネットの記事やYou Tubeが多いですが、そこでよく言われるのが、「富裕層は持ち物が少ない、家に行ってもガランとしていて物がない。余計なものは買わないし管理もしない。シンプルライフ、できればミニマリストが素晴らしい」といった、物を持たないのが素晴らしい、といった論調です。
余計なものは所有しないで、必要なものは買う、という方向性なのでしょうが、完全には同意できません。
お金があっても物が手に入らない、ということはよく起こるからです。
ひとたび台風や地震などで生産や物流が途絶えれば、一定期間物理的に物は手に入りません。
台風が近づくとスーパーの棚がガラガラになるというのはよくありますよね。
突然やってくる地震などは、いざ起こってからは対応がほぼできません。
今回は災害対策としてではなく、突然数日病に伏す、というかなり確率の高いケースで考えてみます。
やはり食料
食料調達ができない状態というのは災害時に似ています。電気やガスが止まるというわけではないので、缶詰やカップラーメンというものばかり揃えることもないのですが、もっと短いサイクルで、入れ替えのできるものは用意しておいた方がいいかもしれません。
くだもの
数日は日持ちがする、元気なときに食べて入れ替えもする、という点からもくだものは有効性が高いと感じました。
特に発熱時に食欲がないような場合でも、くだものなら食べられるということは多いのではないでしょうか。
今回はたまたま桃が買い込んであったので、かなり助かりました。
不調時にも喉を通るので、短期ローテーション用備蓄としてはよいと感じました。
季節に関わらず手に入りやすいものとしては、バナナやキウイフルーツがよいのかなと思います。
みかん、りんご、梨といったところも短期備蓄としては向いているのではないでしょうか。
ゼリー飲料
これも喉を通りやすいし、冷やして摂取するので、発熱時には気持ちがいいです。くだものより圧倒的に日持ちするので、冷蔵庫にあるといいと思いました。
ただ、ゼリー飲料にはぶどう糖果糖液糖(3回も「糖」って名前についているの、いつも怖いなと感じます)が含まれているので、日常的な摂取はやめておいたほうがいいでしょう。
(肥満、糖尿病、老化につながる「ぶどう糖果糖液糖」については、ぜひ一度お調べいただくのをおすすめします)
プロテイン
体調の悪いときに栄養を取るべきなのか、状況にもよるのでしょうけど、固形物が食べられないときの栄養補給という面からは有用だと感じました。
タンパク質は体の生成からは必要なものなので、不足しないようにしたいところですが(タンパク制限を受けている人は医師の指示に従ってください)、飲み物の形で相応の分量を摂取できるのはありがたいです。
日本人は、全般的にタンパク質が不足する傾向にあるので、運動する人でなくても、常備しておくのは悪くないかな、と思いました。
お腹が弱い人は、カゼインではなくホエイプロテイン、価格は上がるけれどWPCではなくWPI(乳糖が取り除かれているので、乳糖不耐性の人でもお腹に負担がかからない)、プレーンタイプで添加物のないものを選ぶ、といった点に気をつけるといいかと思います。
スポーツ氷嚢と氷
本来はスポーツ選手のアイシングに使用するものですが、頭部や体を冷やすのにとても便利です。あまり大きすぎないものが使い勝手がいいでしょう。
氷も冷凍庫の製氷機はすぐなくなってしまうので、ロックアイスを常備しておくのはよいなと思いました。飲み物に使ってもいいですよね。
氷は洗ってから氷嚢に入れるのがよいです。洗わないとべたべたして氷嚢を痛めます。氷嚢には水も入れましょう。
水と氷だと温度は下がっても0度。冷えすぎないのが体にも優しいです。
宅配サービスの確認
買い物に行けない、あるいは行く気力がないときにネットスーパーのような宅配サービスが使えるか、確認しておくと安心できます。
通常のネットスーパーは、数日後の配送となりますが、中には即日対応するところもありますから、お住まいの地域がその対象区域になっているかは調べておくといいでしょう。
また、Uber Eatsといった食料配達サービスも、日常的に使うのは料金が高いのでおすすめできませんが、対象区域になっているか把握しておくと、外に行けないときに有用です。
連絡の取り合える友人
連絡を日頃から取り合い、何かあったら協力しあえる友人がいると心強いです。
これは緊急時に慌てて行うのではなく、連絡しあおうと日頃から話し合っておくようにしたいです。
非常時にはどこに連絡するかなどお互いに教えあっておくと、心強いです。できれば2人以上いるといいですね。
また、近くに住んでいれば、お互いに買い物をして届ける、といったようにしておくのもとてもいいことです。
一人暮らしの人が緊急時に外部に連絡をボタン一つで取るサービスを提供している自治体もありますので、調べておくといいでしょう。また、民間のセキュリティー会社でもサービスがあるので、利用してみるのもいいかもしれません。
高齢の一人暮らしの人向けに、見守りについて相談できる団体もありますので、元気なときに調べておきましょう。
緊急時の用意というのは後回しになって、日常の暮らしを優先してしまいますよね。買い物の工夫と、協力しあえる友人というのは急に事が起こってからだと間に合わないので、始められるところは思い切って今日からでも手をつけ始めてしまうのがいいのかもしれません。
コメント
宅配サービス、いざ注文するときに迷うので、この店のこれ、この店のこれ、というふうに具体的にリストを作っておくとベストですよねー。でも、もう、はやり病はこりごりです。
一度使ったことのある店だとリストも作りやすいかもしれませんが、日頃まったく使わないという人は戸惑うでしょうね。とりあえず、一度は使ってみて使用方法の流れは知っておいたほうがいいかもしれません。病に伏すと、健康がいかに大事かわかりますね。
カロリーメイトと水を備蓄していますが、3日くらいでなくなってしまいます。考え直さないといけないですね。
宅配サービスは、デヴィ夫人のような人が使うものという固定観念があるので、未だに、アマゾンも、ウーバーイーツも、使ったことがありません。これも、考え直さないといけないですね。
それは防災用ですよね。病気用もほぼ転用できますが、くだもののローテーションはいいかもしれません。ウーバーは通常は使うべきではないと思いますので、利用方法と店舗の確認でよいかと。アマゾンなしで生活するのは大変そうですね。